大学生向けSNS「LinNo」

大学生向けの学内SNSの記事がありました。


「「日本版Facebook目指す」--ファイル共有も可能な大学生向けSNS「LinNo」が本格始動」2008.7.29 @VENTURE VIEW

　大学生向けソーシャルネットワーキングサービス（SNS）「LinNo」を提供するリンノは7月29日、全国展開に向けて都内で発表会を開催した。

　LinNoは大学生をターゲットにしたSNSだ。登録には学籍番号や大学が発行するメールアドレスによる認証が必要となる。学籍番号さえ登録できれば卒業生の利用も可能だ。大学ごとに別サービスとして運営しており、現在関東18校、関西2校の合計20校で展開、ユーザー数は約3万人となっている。

　もともとLinNoはリンノ代表取締役でもある松本龍祐氏が経営するコミュニティファクトリーの自社サービスであった。その後、同社がSBIインベストメントの出資を受け、2008年3月にジョイントベンチャー「リンノ」としてスピンアウトした。

→「LinNo ( リンノ ) ：授業情報、サークル、大学生活をもっと楽しくする、コミュニティ」

「株式会社リンノ｜プレスリリース」2008.4.28
「株式会社リンノ｜プレスリリース」2008.7.3

プレスリリースは月初にあったようですが、記者発表が別途行われたということでしょうか。
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大学が発行するメールアドレスによる登録を前提としている部分など、Facebookをインスパイヤしたデザインといえます。

登録には、一部の大学SNSではYahoo!IDに対応していますが、いずれにしても、大学公式メールアドレスでの登録推奨となっております。

リンノでは、メールアドレスをログインのためのIDとして使用します。

○○大学限定のコミュニティのため、大学公式メールアドレスでの登録を推奨しています。（登録後、普段使うメールアドレスに変更することもできます。）

大学公式メールアドレスを持っていない方は、学籍番号＋携帯メールアドレスを登録してご入会ください。

とはいえ、実際の登録にあたっては、一般のメールアドレスでも可能なようです…

登録時に入学年度の入力が必須となっているようですが、1970年～2000年限定となっているのが、ちょっと微妙。さすがに新入生としては範囲外の学生はないとおもいますが、大学院などの社会人入学や、OBに対応しないような気もするのですが…


大学生向けのSNSということで、ソーシャルノートなどドキュメントの共有や、時間割（スケジュール）の共有など、グループウェア的な要素ももりこまれております。

これまでも、大学側で学籍簿と連動したようなSNSのプロジェクトについて聞いたことがありますが、学校の提供するメールアドレスなどの普及もそうですが、利用されているのですかね？？


国内では最大規模に成長したSNS「mixi」に対抗という感じでのSNSとしては、大規模な資金投入をうけた「Any」がありますが、最近ではあまり話題になっていないような気がします。

→「Any、約5億の増資でSNS事業を本格化。2006年度で80万会員獲得を目指す」2006.8.2 @BB Watch


大学をベースとしたコミュニティというのは、僕自身ありなんだと思っていますが、この「リンノ」もmixiのクローンを超えられていないような気がしなくもないです。

と、いつも大事なことには触れずにお茶を濁しているわけですが、「ブログ通信簿」で主張がたりないと怒られたので、もうちょっとだけ書いておくと、こういった現実のコミュニティを射影したクローズSNSではDBがポイントになると思っています。（結局詳細は書きませんがｗｗ）