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「Q&Aサイト再考」というエントリを先日していて、そこにも追記していますが、人力検索について、歴史的変遷がまとめてあるページがありました。
人力検索 すでに終了しているサービスもふくめてまとめてあるので、非常に参考になります。 (livedoor Knowledgeについてはアップデートされておりませんが) ここで、「はてな」についてちょっと考えてみようと思っています。 ![]() 「へんな会社」のつくり方 つい先日、CNET Japan Blogで連載されていた「新ネットコミュニティ論」を初出として大幅に加筆・再構成したという「「へんな会社」のつくり方」が出版されたばかりでであるが、「はてな」の発展・機能進化・社内文化を理解するうえで、以下の記事に目をとおしておくといいかもしれない。 「「日本人にはBlogより日記」、はてなの人気に迫る」2003.4.11 「自分の手でネットを“進化”させたい――「はてな」社長の夢」2004.4.19 「株式会社 はてな インタビュー」2005.2 「人力検索はてな、“4年目の正直”」2005.7.4 「「はてな」という変な会社」2005.7.4 「「はてな」は飲み物も変だ」2005.7.11 「社長夫人が見てきた「はてな」」200.5.8.17 「近藤淳也 ( (株) はてな 代表取締役)インタビュー」2006.2 「人力検索サイト「はてな」に見る知識コミュニティのビジネス」2005.4.11 「50%の完成度でサービスを出す」2005.10.25 「はてなCTOの伊藤直也氏が語る「はてな開発の裏側」」2004.12.17 「「ココログ」開発者、はてなへ」2005.8.18 →伊藤直也氏のメディアでの掲載についてはココに詳しい。 : 「人力検索」を起点として、はてなダイアリを中心としたコミュニケーションツールや、ブックマーク機能など便利に使うためのツール類を提供したサービスであることがわかります。 結果、それぞれのツールが有機的に機能を補完しあい、サービスを相乗的に魅力的なものにしていると思います。 現在、トップページに掲載されている「はてなのサービス」として、 人力検索(Q&A) アンテナ(更新チェック) ブックマーク ダイアリー(ブログ) フォトライフ(ウェブアルバム) グループ(グループウェア) RSS(RSSリーダー) カウンター(アクセス解析) グラフ マップ リング(ウェブリング) アイデア(要望市場) -- 検索 Myはてな ポケットはてな(モバイル) ウェブサービス 参考)ウィキペディアの「はてな」についてのまとめ [はてな (企業)] 機能としては登場していないのですが、大きな特徴として、ポイントプログラムがあります。ポイントを購入して、質問をするときに使うというもので、500ポイントから購入できます。そのポイントが各サービスのアドバンス(オプション)の利用料としても利用できて地域通貨の役割をはたしています。また、1ポイント=1円という換算で換金ができるため、ユーザー間でのポイントのやり取りがより現実的な意味をもつこととなっている。外部のブログのオーナーも「はてな」のIDを持っていれば「はてな」ユーザからポイントを投げ銭として受け取ることができる。 (ニフティサーブを利用していたヒトはアクセスギフトを思い出すかもしれませんね。) さて、ちょっと「はてな」のビジネスモデルとして表面にでているものについてちょっとだけ整理したいと思います。→ポイント制度について □質問登録時の上納金 質問は60ポイントからで、そのうちの20ポイントははてなに支払う □回答オープン 質問者は回答をオープンする際、10ポイントづつ支払う □質問終了後の回答オープン オープンされていない回答を開くのにユーザが20ポイント支払い 10ポイントづつ、回答者とはてなが按分 □換金手数料 ポイントを換金する際、手数料として一律200ポイント支払う (振込み手数料は別途実費をユーザが負担) □ポイント送信 送信ポイントの5%をはてなに支払う □定額のビジネスアカウント →ビジネスはてな □アンテナオプション プライベート設定や広告の非表示、カウンタ等 月額120ポイント □ダイアリー有料オプション 月額180ポイント ヘッダの非表示設定 キーワード自動リンク機能のオフ 大きい画像(長辺300ピクセルまで)のアップロード はてなカウンターによるアクセス解析機能(counterモジュール) はてなアフィリエイトのアカウント登録 日記本文のすぐ下にGoogle Adsense広告を表示 編集許可ユーザー機能 時計表示機能(clockモジュール) #カウンターは単体の利用で 月額60ポイント □フォトライフ 3MBを超える利用について、月額60・180・480ポイント □はてなグループ 利用制限の拡大 グループ人数に応じて、月額800・1800・6400・30000ポイント ダイアリーについては、さらに「はてなダイアリーブック」という製本サービスがあり、100ページの場合、送料を合わせて2100円というところです。 あと、自社製品として、「はてな本」といわれる書籍があるので、その印税も。 以上が、B2C関連の収益です。 (見落としているものがあるかもしれないので、適宜追加します。) B2Bとしては、受託開発もあるようなので、見えているところでいえば、先日の「TIIDAキャンペーン」のような、アドホックなキャンペーンや、「ブラザー社員のブログ」のようなビジネスブログがあります。 また、「bk1はてな」や「TSUTAYA online はてな」のようなコミュニティ供与もおこなっています。 広告としてはバナーやAdWordsの挿入を行っています。 ダイアリーでは、「はまぞう」で、アマゾン アソシエイト・プログラム(hatena-22)を挿入。 未上場企業なので、詳細はわかりませんが、これから発展していくことが期待されます。 「はてな」がサービスとして大きく飛躍した「はてなダイアリー」ですが、通常のブログとの差別化として、各種ツール類との連携の他に、キーワード機能があるかと思います。もともと、wikiとtDiaryの合体したようなスタイルというのがコンセプトのようなので、wikiでおなじみのキーワード化による連携が可能となっているのも特徴といえます。 「はてなダイアリー」のtitleタグには「キーワードでつながる面白ブログ」となっているように、このキーワードがSEO的にも効果的な役割をになっています。 個人的な印象なのですが、「はてなブックマーク」や「アンテナ」、こういった外部のサイト・コンテンツとのコネクション・活用が巧妙だと感じています。ログインIDを保持し、情報活用の土俵のなかでアグリゲーションが実現できていることが大きなポイントとなると思います。 ビジネス面でのWEB2.0的思想をもっとも体現しているサービスかもしれません。 で、ものすごく長い前置きでしたが、 「はてなポイントシステムの見直しについて」2006.2.14 「ともだち紹介制度の廃止について」2006.2.18 というアナウンスが「はてな」よりでています。 について、はてなユーザに波紋をよんでいるようです。 「ともだち紹介制度の廃止」は何の前触れもなく断行されたようです。 リンク先にかかれているような事情ももちろんあると思いますが、ビジネス面で飛躍するうえでの転換期にさしかかっているのだという気がします。技術やサービスとしては十分成熟してきているので、こういった制度面を見直すことでより強固なサービスとして発展することを期待いたします。 ポイントの換金停止はいきなりやらないでね。現金化できるということは大きな魅力ですし、あるいみ債権なのですから(笑) CNETで記事になっています。 「はてな、ポイントの換金停止を検討中--サイト上で意見を募集」2006.2.14 余談) 「人力で解決--アマゾン、ソフトウェアの苦手作業を代行するサービスを開始」2005.11.10 ...こんな記事もありましたが、コミュニティの活用における、「Wisdom of crowds 」の具現的サービスとしても、今後をうらなう重要なカギといえます。
by p-article
| 2006-02-20 17:09
| コミュニティ
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