Web Business Shuffle Vol.28 feat. 林信行

4月10日に開催された「WBS2.0 Vol.28 feat. Nobi Hayashi」に参加いたしました。


「WBS2.0 Vol.28 feat. Nobi Hayashi - 『アップルとグーグル』出版記念」2008.4.1 @Speed Feed

今回は、いつもと違うスペシャルイベントで、ITジャーナリストの林信行さんと僕との共著『アップルとグーグル 』の新作発表イベントになっています。

それぞれの視点での、Apple と Googleに関する最新情報と考察を発表しつつ、IT業界の今後を語り合います。

今回は、いつものIT系の経営者の方を招いてのトークというのとは異なり、小川さんと林さんの共著「アップルとグーグル」の出版記念イベントというフォーマットでの開催となります。

アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者

小川 浩 / インプレスR&D

開催日時 ：2008年4月10日（木）
開演時間 ：18時30分 受付開始時間: 18:00
終了時間 ：20時30分
場所 ：
アップルストア銀座
東京都 中央区 3-5-12 サヱグサビル本館3F
料金 ：無料です
定員 ：80名

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冒頭、ご紹介がありましたが、ITジャーナリストとしておなじみの林さんは、昨年12月からアップル関連の本がこれで4冊目の上梓となるそうです。

いつもと異なるフォーマットなので、イベントの構成もちょっとだけ異なっていて、まず小川さんと、林さんのそれぞれの視点による、"Apple Inc"と"Google, Inc."の紹介に続いて、お二方によるパネルディスカッションということで、いつものFeedに関連する話は、ほとんど出てきませんでした。

林さんの両社の写真による紹介は見ごたえ十分でしたｗ


あらかじめ設定された質問にお二方がそのテーマにトークというスタイルとなります。

Q1
グーグルゾン（GoogleとAmazon）ではなく、なぜAppleとGoogle?

林）生活のなかにしみこんでいる。シリコンバレーではMac率が高い。

→「EPIC 2014」
→「Epic 2015」

Q2
林さんがいう、仕様のPC、思想のMacとは？

林）90年代は、機能の量で比較して買ってしまっていた。
小）MacBookAirを触ったときに、思いのほか冷たい。触覚にもメッセージが伝わる。

Q3
Googleが一番スゴいところとは？

小）マレーシアに赴任していたときに、初めてGoogleを体験。
小）機能が剥き出しで、自分達の技術に対する信頼を感じる。
林）オフィスのいたるところに、会話ができる場所が設置されている。
小）ちいさな妥協はするけど、すぐにそれを改善する。
林）アップルもそうだけど、社員に対するブランディング。

小）機能に対する徹底的なこだわりというところで、以前はソニーもそうだった。盛田さんが会長だったころまでは、CMには商品を前面にアピールするためにタレントさんを起用しないというのが、ソニーのこだわりだったのが、「スゴ録」では田村正和さんを起用して、カルチャーの変化を感じた。

→「ソニー、田村正和を起用したHDD/DVDレコーダー「スゴ録」の新CMがスタート」2004.11.19 @RBB TODAY

＃これ、多分小川さんの錯誤なのではないかと思いますが、確かにソニーはCMにタレントさんを起用しないことで知られていますが、かつてパスポートサイズでおなじみの「Hadycam」や、８ミリビデオデッキのCMでは、女優の浅野温子さんを起用しておりましたので、これまでもタレントさんの起用はあったと思います。
うーん、なぜか松本孝美さんの「Vダンス」が脳裏をよぎるｗ

Q4
今年一番注目のITサービスや製品は？

小）「senduit」が面白そう。
小）ちょっとしたアプリ群とういうのに注目。ミニアプリを集めて結合のようなスタイルになってくるかもしれない。
林）「FriendFeed」。
林）「WMWifiRouter」
林）携帯電話業界というのも注目している。
小）モバイルスイカなどのオサイフケータイ機能とスマートフォンの融合。

Q5
会場から？

本の内容は、今日のトークの内容とかぶるのか？

小）トーンは近いが、内容はちょっと異なっている。
小）共著ということでスタート時点に、数時間のブレストを行ってそこを膨らませた。

話に聞きいってしまって、あまりちゃんとメモがとれていなかったのですが、お二方からそれぞれアップルとグーグルという会社やプロダクトへの思いというのがぶつかりあったアツいトークが繰り広げらました。盛り上がりすぎて、時間の関係で会場からの質問は一人に限られてしまいました。

あまりにもお二方ともこの2社に対する思いが強すぎてｗ、話が発散する感じでもあったので、どうせなら例えば小川さんがGoogleの代表、林さんがAppleの代表という感じでディベート形式になっていても面白かったかもｗ

4月21日発売とのことですが、見本紙が当日の夕方に刷り上ったばかりだそうです。

前日の出版記念パーティでは、ダミー本での紹介だったそうです。
→「出版記念パーティ（林信行氏編）」2008.4.11 @QBS修了生の大学発VB日記

出来立てほやほやの「アップルとグーグル」...



会場は満席状態の大盛況だったわけですが、10名分ということで、大ジャンケン大会で勝ち残ったお客さんに、その見本がプレゼントされました。

残念ながら、僕は初戦敗退だったのですが、なんと！小川さんのご好意で一冊頂いてしまいました。
もう殆ど読んでしまっているのですが、エントリを改めて読後の感想もレポートさせていただこうと思っています。