モバゲー 500万ユーザーに突入！

mixi が会員数1000万人を突破という話題に引き続いて、ちょっと前の記事からとなりますが、モバゲータウンが500万人を突破という話題についても触れておきたいと思います。
（10日以上前の記事なので今さらではありますが...）

「「モバゲータウン」会員数が500万人突破、1日のPVは4億超に」2007.5.11 @CNET

　ディー・エヌ・エーは5月11日、同社が提供するモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス（SNS）「モバゲータウン」の会員数が5月10日に500万人を突破したことを発表した。1日のPVは5月6日に4億2000万を超え、最高値を記録している。

→[プレスリリース]

【関連記事】
「モバゲータウン、500万会員突破　4億PV超え」2007.5.11 @ITmedia
「独走！　モバゲー、会員500万人突破。1日のPVも過去最高を記録」2007.5.11 @MarkeZine
:



プレスリリースには、300万人時点（07年2月1日）、400万人時点（07年3月10日）、500万人時点（07年5月10日）の、登録会員の男女比、年代別構成比についても発表されております。

男女比については、300万人時点から、[6:4]と変化がありませんが、年代別の構成比については、変化があるようです。

推移をみるために、グラフにしてみました。


300万人規模の2007年2月には、TVCM展開を始める直前のタイミングで、この時点で20代以上が4割弱ほどいます。
昨年終盤でのITmediaのIT戦士（岡田記者）の

「絵文字も空気も読めません　10代がハマるSNS「モバゲータウン」を28歳（♀）が探検した」2006.11.27 @ITmedia
「PCの常識はケータイの非常識――「モバゲータウン」ヒットの背景」2006.12.26 @ITmedia

この記事でPCユーザー（とくにビジネス領域）の関心をあつめたことによるものではないかと思いますが、それまでは10代のユーザーが7割以上を占めているといわれていました。


2月の広告展開によって20代以上のターゲットユーザへの訴求も効果があったようです。
→「モバゲー広告展開」2007.2.4


グラフを見てみると、30代以上の比率が上がってきていることが分かりますが、TVCMや交通広告では、30代以上へのリーチに効果があるのかもしれません。

20代の構成比に大きな変化がないのですが、ターゲットとしてはこのあたりを今後ねらっていきたいというところもあるのだと思うのですが、比較的若い世代に支持されているとおもわれるタレントの「よゐこ」を起用したTVCMをあらたに展開しております。5月10日から6月24日までの約1ヶ月半（6週）のO.A.の予定だそうです。

よゐこのお二人は、モバゲータウンのゲームコンテンツの企画開発にも参加されるとのこと。

「モバゲーに「大人向け」ゲーム　よゐこと共同開発」2007.5.10 @ITmedia
「「モバゲータウン」、よゐこが新作ゲームを披露」2007.5.10 @ケータイ Watch
→[プレスリリース]

また、プレスリリースにもありますが...

　「モバゲータウン」は、3月新たに開始した投稿コンテンツがユーザの支持を得て、ページビューの増加に大きく貢献しました。小説、詩などの投稿ができる「クリエイターノベル」の1日の最高ページビューは3,000万を超え、作品数も15万点以上の作品が公開されるなど好調に推移しました。

「クリエイターノベル」が好調でPV増加に貢献しているそうです。

ちょうど、5月22日発売の週間SPA!（5月29日号）に「[ケータイ小説にハマる女]の攻略法」という特集記事がでておりますが、"ケータイ小説"も人気のようです。SPA!によると、全体の市場規模も30億円を超えるともいわれているそうです。
無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」でもケータイ小説が人気で、月間17億PV・会員数522万人に達する勢いだそうです。

このあたりの市場というのも要注目のようです。メインのユーザは女性のようですので、モバゲータウンも今後女性ユーザの比率が高まってくるかもしれません。

サービスがキャズムを超えてブレイクするためには、女性にウケるサービスであることが必要条件でもあるのではないかと思いますが、まだまだこれから拡大していく可能性があります。
モバイルのマーケットを1億人とみた場合には、まだまだ5%程度の市場とはいえますが、それだけにこれからの発展が期待されるところです。