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シンポジウム「科学技術が拓く50年後の未来」のお知らせ ■立花隆氏の基調講演 リアルな世界は全て非マルコフ過程である。 我思う故に我あり ↓ 我予測す、我意欲す、我行動す、故に我あり 人間は予測する動物 前頭葉の主要な機能 * 行動の予測と計画 * フィードフォワード * 未来予測と主体的選択 どのような芽を選んでどのように育てるかで未来は決まっていく passion(夢見る力)は自己実現能力を持つ passionを持つ者だけが50年後予測に参加する 「技術的」「経済的」「社会的」にfeasiblか? 夢→理論→技術 未来をどうやって手にしていくか? * グランドデザインを描く * 政官財・周辺科学コミュニティをまきこむ戦略 * 要素技術の開発とオーガナイズ・システム化 * 社会全体に発信し、物心両面の支援を受ける体制を作る ■50年後未来キーワード 高密度3次元LSI 超小型高性能コンピュータ 量子コンピュータ センサネットワーク 軌道エレベータ 3次元サッカー 都市間リニアチューブ スペースプレイン エアーカー 変形自在シート バイオプラスチック キチン・キトサン応用材料 知的交通制御システム テーラメイド美容液 犬の嗅覚活用による診断 動物とのコミュニケーション 家庭用サプリメント製造機 テーラーメイド学習プログラム ロボット教師 地球外生命体探査 核融合発電 個別化医療 透視診断シャツ 都市緑化システム バイオ発電シート スマートソイル バイオミストボックス ゴミ発電ロボット ■パネルディスカッション 各要素技術の担当者の立場からの補足。 資料や映像にしなかったボツネタ 【交通・社会編】 山手線はすべてつながり、動く歩道で移動 伝書バトロボットによる物的輸送(双方向) ビル街の上昇気流を利用する竜巻エレベータ 道路・ビルで起きたことは全てセンシング 【生活編】 寿命が今の2倍になる 知りたいと思う情報が瞬時に頭に入ってくる スポーツはプレイヤーの視点でみられる 人間の心がわかる脳をもつロボット 食べたいときに現れる魚や動物 【環境・エネルギー編】 CO2を吸収せれるように開発されたプラント 台風を誘導する気象誘導所 小惑星から白金属(プラチナ)を採鉱 充電効率が飛躍的に向上した電池 ■所感 50年先を予測することについては、未来予測の観点からはナンセンスであることを強調していた。ただし、あるべき姿と科学的な見地からの可能性の追求という点でとても意義がある活動だったのだと思う。立花隆氏の講演にもあったが、研究者という立場からやはり自己実現能力が彼らにはあり、科学を牽引していくためにも、こういったあるべき未来像をデザインすることにより文化・文明を築いていくことにつながっていくのだろう。ただ、プレゼンテーションとして提示された映像はそれほど先の未来を期待させるものではなかったように感じた。ふと思い出したのだが、昨年の2月ごろフジテレビで放送していた特番「タモリの未来予測TV」で紹介されたものといくつか同じものがあった。逆に今現在までの50年というのはどのような進歩があったのだろうか?50年前というと、1955年。日本での地上波テレビ放送の開始が1953年、今から52年前。霞ヶ関ビルの竣工が1968年であるから、やはりこの50年のなかで世の中めまぐるしく進歩しているのではないかと感じる。このあとに来る 50年、いったいなにがおこるのだろうか。 (追記)未来予測といえば、二十世紀の豫言…こんなのがあったことを思い出した。100年前にかかれた未来予測が記されたものだが、100年後の世界として7割が実現。 ■関連記事・ブログ http://www.on-liberty.com/mtblog/archives/000428.html http://nadeshiko703-lf.air-nifty.com/blog/2005/09/50_3ed8.html http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/09/28/005.html
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| 2005-09-29 16:33
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