"IBM® Next Five in Five" @R25

R25[アールニジュウゴ]2007.1.25 No.127 から注目記事をピックアップ

IBMが5年後の世界を予想
「リアルタイム翻訳や3次元インターネットが当たり前になる?」

コンピュータメーカー最大手のＩＢＭが、昨年末に“今後５年間に生活を一変させる５つのイノベーション（技術革新）”という発表を行った。「あなたの気持ちをわかってくれる携帯電話」や「いつでも、どこにいても健康管理」といったものがそれで、どれもＩＢＭ研究所の技術に裏づけられたものであり、５年後には実現しているという。

こういう未来予測みたいな記事ってけっこうスキです（笑）。

もとの記事は
「IBMが考える、“今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション”」@IBM
にプレスリリースがあります。

5つのイノベーションについて、NECメディア情報研究所の方と、野村総合研究員の方がその可能性について回答されております。
:



R25本誌では、以下のような技術が例として紹介されています。

今後5年間に生活を一変させるイノベーション
(IBM･米国本社発表より）
いつでも、どこにいても健康管理
患者自身が身につけたり、家庭に設置されたセンサーを通じて、医療の専門家がいつでもどこでも患者の健康状態をしることができるようになる
あなたの気持ちをわかってくれる携帯電話
あらゆる種類の携帯電話に、ユーザーの嗜好やニーズを学習し、適応する機能が搭載されるようになる
一般的になるリアルタイムの音声翻訳
リアルタイム翻訳の技術やサービスが、携帯電話、携帯機器、自転車に組み込まれるようになる
新たな体験を引き起こす3次元インターネット
3次元インターネットの世界で、新しいタイプの教育、遠隔医療、消費者体験が可能になり、友人、家族、医師、先生などの付き合い方が変わる
飲料水の供給不足も新技術で解決
ナノテクノロジーが水のろ過に利用され、これが生態学や環境保全を進展させ、世界的に拡大しつつある飲料水の供給不足に役立つようになる

IBM研究所の新技術のほか、社会のトレンドやニーズなども参考にして予測された5つの技術革新だ。「IBM Next Five」と名づけられている

具体的な商品やサービスのイメージとして、さらに

NECの「VoToL（ヴォトル）」という音声翻訳機能をもったモバイルマルチメディアプレイヤー
→[VoToL]

野村総合研究所が研究しているという文脈分析や表情認識が組み込まれている3D仮想空間システム
→[3D-IES]
→[プレスリリース]

が紹介されています。

ITの世界で、5年前を振り返ってみると、そのときには想像もしてなかったような変化がおきているような気がするのですが、こうやって提示されたものは、そんなにビックリするような未来ではないという感じがしますが、どうなんでしょう？


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「IBMが予測する5年後の生活」2006.12.15 ＠@IT
「米IBM、今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーションを発表」2006.12.18 @ZDNet