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第五回社内ブログ/SNS研究会
第五回社内ブログ/SNS研究会_f0002759_0105730.jpg1月20日の土曜日、
第5回社内ブログ/SNS研究会
に参加してまいりました。


「これで、3回目の参加です」とか言ってましたが、よく考えてみたら、第2回から参加しているみたいなので、4回目の参加となります(笑)


ノートにとったメモをベースに簡単にまとめておきます。

会場は都合により、今回は前回の飯田橋ではなく、赤坂の某社のセミナールームをお借りいたしました。

■内容:
(1) ゲストスピーカー(2名)による事例紹介
(2) グループディスカッションと結果発表


当日の模様は
「第5回社内ブログ/SNS研究会」開催されました!」2007.1.20 @iUG
にもさっそくアップされております。
:



今回、ゲストスピーカーからは、社内SNSとしての成功事例としてのご紹介と、社内ブログの失敗事例という好対照な発表でした。

最初の事例紹介は、iUGのHPでも事例紹介が掲載されているNTTデータさまの社内SNS「Nexti」についてでした。
→「NTTデータの社内SNS--Nexti (1/3)」2006.12.26 @iUG
→「NTTデータの社内SNS--Nexti (2/3)」2006.12.30 @iUG
→「NTTデータの社内SNS--Nexti (3/3)」2007.1.16 @iUG

『~セクショナリズムの壁を打ち破れ!~
NTTデータ社内SNS「Nexti」のご紹介』
というプレゼンテーション。

Agendaとして
□NTTデータ社内SNS概要
□立ち上げ経緯
□特徴
□運営者の姿勢
□利用状況
という話がありました。

気になったポイントについて、メモします。
サービスインは 2006年4月~
現在の登録者数は、対象者が8400名に対して5000名あまり。
利用対象はNTTデータ社員。

目的として、「セクショナリズムの打破」
ボトムアップとかトップダウンとかの枠ではなく、有志を中心としたプロジェクト。
「SNSに期待したのは、社員が"個"として発信しつながる場
SNSは、目的の実現手段でしかない」

経営層に提案後、3ヶ月で構築。

実名制
招待制&自己申告制
社内告知・宣伝はとくにおこなっていない
プロフィール項目に役職はのせない
業務以外の内容もOK
遊び心を取り入れる

利用規定は3行だけ
『社員の品格があれば、ルールで縛る必要はない』
~私たちは、こんな人にNextiを使って欲しいと思っています~
互いをリスペクト(尊敬・尊重)できる人
"自分ごと"で考え、一人称で語り、自分の行動に責任を取れる人
Nextiを通じて、気づきを得、何かを生み出せる人


運営体制は、オンラインで60名、オフラインで15名

登録者5000名のうち
1550名が、3日に1回ログイン
1000名が、1日に1回ログイン
コミュニティ数 トータル660個
日記のエントリ、1日あたり約150件
Q&A 1日5~6件(回答が5~6件つく)

今後の課題として
成功事例へつなげる
管理職層への認知度UP
抵抗感強い人への理解度UP
効果の測定
出向者やグループ会社への展開

#成功事例の話を聞くと、逆に??と懐疑的な気持ちになることもたまにあるのですが、なるほどうまくいっているんだなーと素直に感じられました。
#5000人の登録ということもさることながら、1500名もアクティブなユーザーがいるというのはスゴイです。
#経営層の参加ということが、コミュニティを活性化しているようです。


次は失敗事例の話。
こういう場で失敗事例の話というのは貴重かもしれません。
今まで何回か、このiUGに参加させていただいておりますが、何度か事例報告について、失敗の話についても教えてくださいという質問をしたことがあるように思います。

『何となく上手くいかなかったイントラブログの事例報告』
というプレゼンテーション。

ある総合電機メーカーにて、イントラブログユーザとしてその可能性と限界を経験した方より発表。

第一部として
「ブログの限界を超えて」
というお話。

2005年に新規事業のアイデア創出の場としてイントラブログを試験的に導入するも、1年で閉鎖。
・一部のひとが積極的に書き込み、他の参加者は静観
・ブログの記入に時間割いたのに結局何も起きなかった
・情報の量が増えすぎ、情報の質・スピードが低下した

対処として、コンサルをいれて分析を行う。
「ブログは優れた機能を持ち、多くの可能性を秘めています。ただし社内の情報共有ツールとしては不十分な点もあります。」
ブログの可能性とブログの限界を整理。

第二部として
「メンタル・モデルの課題」
というお話。

所属事業ドメインの上位及び並列概念への共感性
イントラブログという場では共感性の強弱がよく見えた

求められるコミュニケーションパーソンの資質
ゼネラリスト/スペシャリスト/プロフェッショナル

コミュニティを使い分けることにより、さまざまな「場」を設定し情報流通を促進する

#時間の関係ですこしだけ短めな発表でした。
#社内情報共有とかアイデア創発のようなものは、なかなかうまくいかないケースが多いのだと思うのですが、もしかしたらまず目指すのはコミュニケーション促進というところにフォーカスするのも一手なのかもとか妄想してました。
#失敗の事例から学ぶこともたくさんあるように感じたのですが、ここをしっかり分析することで、次のステージに進めるかも…


ゲストのプレゼンテーションを踏まえてという感じで、グループディスカッションのテーマの発表。
<社内ブログ/SNS導入成功のためのDos & Don'ts>
■社内ブログ/SNSの導入を成功させるためのべし・べからずをそれぞれ3つ考えてください
-かならず3つに絞り込んでください

■成功の定義はグループ毎に決めてください
-稟議を通して、システムが導入できた
-全社員の60%以上が参加している
-1日に10%以上の参加ユーザーによる書き込みがある など


5つのグループに分かれて、1時間30分ほど議論したうえで、各グループからの発表を行いました。

第1グループ
成功の定義
対象ユーザーの70%が登録していること
3日に1回ログインするユーザーが登録ユーザの30%を超えていること
やるべきこと:
初期のコミュニティの雰囲気作りに注力すべし
初期から経営者をコミットさせるべし
社員を信頼すべし 性悪説ではなく性善説で
やってはいけない:
SNS/ブログを書くこと、立ち上げることを義務・業務にしない
運営者は定量的な費用対効果にとらわれない
告知はするがインセンティブはやらない

第2グループ
成功の定義
情報共有のプロトコルの偏りをなくす
やるべきこと:
実名で気軽に書き込める
組織体制(経営者・管理部門)が見ている/に対する説明ができている
ネガティブ発言に対しての自浄作用がある
身体知の共有が行えている
やってはいけない:
書き込み内容によってマイナスの人事評価が行われる
組織体制側認知していない/業務命令が炎上しても感知しない
匿名性がある
参加や発言の強制

第3グループ
成功の定義
社員が気持ちよく働けるようになること
やるべきこと:
性善説に立つ「社員を信じる」
全員参加
経営者の認知
やってはいけない:
コンプライアンスチェックをしない
押し付けをしない
性急な成果を求めない

第4グループ
成功の定義
社員のモチベーションを上げる
やるべきこと:
継続的に自己紹介をし続ける
発言を孤立させない
目的を明確にする(既存システムの定義の明確化)
やってはいけない:
業務のことに縛らない
過度な期待はしない
匿名性にしない

第5グループ
成功の定義
機会創造→新しい顧客/商品が生まれている 提案できている
やるべきこと:
業務外の情報も出す
実名で
「ありがとう」を言う
やってはいけない:
使い方を制約する
上が見ない
アンダーザテーブルを隠す

各グループ、それぞれ特徴があってなかなか参考になります。

それぞれ、質疑があったのですが、そのなかで、匿名性による可能性についても指摘があったのですが(いわゆる"社内2ちゃんねる")このあたりについても、創発的な部分については有効なのかなとも思ったりしました。

現在、「はてラボ」で「はてな匿名ダイアリー」が実験的に公開されていますが、こういったしくみは、イントラのような場では違う可能性があるのかもしれません。

今回も、懇親会まで参加しました。(2次会は辞退しましたが…)
懇親会でもいろいろなお話を皆さんから聞くことができました。
休日とはいえ、有意義な時間となりました。

事務局の皆様、参加者の皆様、どうもありがとうございました!

by p-article | 2007-01-23 00:17 | コミュニティ
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