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一昨日のエントリで検索キーワードを用いたマーケティング手法について書かせていただきました。
→「「ムサコチンタイ」とか「体内怪人」とか」2006.10.10 その中で 逆に言うと、テレビCM枠を購入して億単位のマーケティング費用をかけたニッチなキーワードを横取りすることも可能なような気がするのですが… という言及をしておりましたが、早速GoogleとYahoo!のインデックスの更新があったようで、今朝当方のブログエントリも検索結果として表示されておりました。 [Google | ムサコチンタイ]→[1位] あらためて言っておくと、 それぞれの本来のリンク先(少なくとも一昨日のそれぞれの一位表示)は →「ムサコチンタイ」 →「体内怪人」 ではないかと思います。 くれぐれも間違えて来てしまった方は、ご面倒でも上記リンク先までお願いいたします。 念のため、当方はこのブログに対し、不正にトラフィックを誘導しようとかそういう意思はございません。(アドセンスやアフィリエイトをいれているわけでもないので、閲覧数が増えてもなんの得もありませんから..)時折書いておりますが、どちらかというと個人の備忘録であり、ごく一部の方との接点の場と捉えております。 関係各位にはご不快の念を与えてしまうことになったかもしれませんが、格別アクセス数の変化もないようですので、影響は軽微なものだと思います。 (現在、アクセスログがちゃんととれていないので、検索クエリーの集計ができません。) また、数日後には検索結果も変化しますので、しばらくの間ご容赦ください。 というわけで、SEO的な部分について、今回得られた知見からの自己分析をさせていただきます。 (あまり参考にはならないと思いますが…) : SEOに関連した話は、以前にも 「SEO, so what?」2006.4.24 というエントリをしたことがあります。 また、SEOにも関連したところで 「Page Rank, so what?」2006.4.3 「what's PageRank? @R25」2006.6.15 で、PageRankについてもまとめさせていただいております。 「ムサコチンタイ」「体内怪人」というキーワードについても[google.co.jp]と[yahoo.co.jp]での検索結果は本日10/12時点でこのようになっています。(クリックで拡大します) [ムサコチンタイ×グーグル]で1番上に表示されていることが確認できます。 またその他の組み合わせでも、当ブログの件のエントリが全て1ページ目に表示されております。 #当初YSTの方がブログ偏重(更新日時重視)と思っていましたが、Googleの方が上位になっていました。 このエントリでSEO的なテクニックとしておこなったことは、きわめてオーソドックスなことだけです。 □エントリのタイトルにキーワードを入れる □本文中でターゲットキーワードを単語として強調 #今回は<H2>を使用 □ターゲットキーワードの周辺で説明文を挿入 □適切なトラックバックの配置 □必要なリンクの作成 おそらく、ブログとしての基本的なお作法なのではないかと思います。 SEO的にちょっとテクニカルなところは、テキストの強調でしょうか。 ここの効果があったかどうかは定かではありませんが… たいていのブログがそうなっていると思いますが、このexblogの場合もエントリのタイトルが、個別ページのタイトルタグに入るので、タイトル部のキーワードは効果的だと思われます。 はっきりいえることは、「ロボットが解釈しやすいテキストをちゃんと書く」これにつきるわけです。 とはいえ他の要因がないわけでもなく、そこについても書いておくと 現状ここのブログはPageRank=4となっており、一般のブログとしては多少良いスコアをいただいていることもあるかもしれません。 ページランクについては、リンクポピュラリティに依存する面は否定できないので、日常的にトラックバックを心がけることが影響しているかも? (といっても、そんなに激しくTB打っているという認識はありませんが) また、確認したところ件のエントリが「はてなブックマーク」されておりましたので、そこでもリンクが生成されております。 「はてブ」に限らず、サービス自体がPageRankのスコアが高いSBMでのリンクも効果があると考えられます。([b.hatena.ne.jp]のPageRank=7) さらに、ここではあえて特定しませんが、PageRankの継承を狙ってあるサイトにリンクを作ってあります。ここは効果があるのではないかと思っています。 あと、今回わかったこととして、 10月10日22時頃エントリした記事が10月12日7時には、 Google、YST の各検索エンジンでインデックスされていました。 つまり、1.5日くらいでクローリングされていることになります。ここは周期的なタイミングもあるかとおもいますが、2~3日でクロールしているとみていいでしょう。ある程度メジャーなブログサービスであれば、だいたい同じような状況だと思われます。 今回たまたま該当するキーワードで、検索結果上位に配置されていますが、明後日には検索結果が変わっている可能性が高いです。 キーワードのなりすまし(spoofing)問題については、当方が指摘するまでもなく、 一昨日にもリンクさせていただいている以下の記事 「キャンペーン目的の検索キーワードに便乗する悪質サイトにご用心」2006.7.20 @ITpro 攻撃者は,こういった検索キーワードに“便乗”して罠を仕掛ける。SEO(Search Engine Optimization)を駆使し,そのキーワードで検索すると攻撃者のサイトができるだけ上位に表示されるようにする。広告側が意図したサイトよりも上位に表示される場合もあるという。 のように、不測の事態を招く可能性もあるわけです。 それに比して、体感値ではありますが、この1ヶ月くらいに急激に [ チョメチョメ ][検索] というマーケティング手法が一般化してきていると思います。 ある意味、見ず知らずの道案内に道を尋ねて勝手にきてねと言っているようなもので、その道案内が違うところに誘導した上、訪問者が不利益をこうむる可能性もあるわけで す。これは企業側の姿勢としていかがなものでしょうか? 「こっちに来い」と言っておいて、「間違ったユーザーが悪い」という理論ではないでしょうか。 一見、検索窓というインターネットの入り口から簡単にたどりつけるしくみを提供しているコミュニケーションのように錯覚してしまいますが、思わぬ落とし穴も潜んでいるわけです。 別に僕も、こういったコミュニケーション手法を「悪」というつもりではありません。 やり方しだいでは、ブロゴスフィアに対してバズを誘発することに成功することも考えられます。 ただし、やるからには、受け皿となるウェブサイトは「オレオレ・キーワード」によって検索ランキングを侵されないという覚悟をもったサイト設計を行うことや、広告代理店の提案であれば、キャンペーン期間については検索エンジンの1位表示の保証を受ける必要があると思います。 また、キーワードの選定は、その時点で検索1位になりそうだというような安易な発想もそれだけ「オレオレ・キーワード」の標的になりやすいといえます。 すくなくとも、『最近よく見かけるアレ、うちもちょっとやってみるか』というノリで行うにはリスクがあるものだと思った方がよさそうです。→[クリック] 「CM 視聴者の3割が実際に検索、最近流行の「○○で検索してください」」2006.10.3 @Japan.intenet.com CM を見た565人のうち、実際に検索した人は30.97%(175人)だった。全体の約16%がテレビ CM 経由で検索していることになる。 このへんの消費者の反応も気になるところ。 あと、念のためしつこいようですが、安易な取り組みは危険ですよという当方の私的な考えですので、こういったキャンペーンやコミュニケーションを否定するつもりはありません。また、キーワードのなりすましを幇助するつもりもありませんので、悪意をもった"キーワードののっとり"などは、決して行わないようお願いします。 【追記】 本日昼に再度検索結果をチェックしたところ [Google | ムサコチンタイ]→[1位]→[1位] #当方がチェックしたタイミングでみると、GoogleもYSTも@1.5日で検索インデックスの更新がされているかもです。 #[ムサコチンタイ]がYahoo!でも1位になってしまっていますが、まあYahoo!は検索結果の上部にスポンサーがリスティングされるので、見かけ上は本来のランディングサイトとなるので勘弁してもらいましょう。 #[ムサコチンタイ×Yahoo!]はよくみると、5位にも当方のエントリが入ってきてます。しかもこれ、エントリ自体はこのTBをうけてるわけでもなんでもなく、キーワードの配置はテンプレートのトラックバック一覧のところにあるのみです。どうやらリンクの設計をきちんと配置すれば、内部リンクにおいても検索エンジンが評価するページのスコアをそこそこ稼ぐという仮説も成立します。 #ただし、現状両キーワードからのクエリーによるアクセスは 【追記】2006.10.14 01:10 たった今確認したところ、 [Yahoo! | 体内怪人]→[6位]→[6位]→[9位] となっていました。インデックスの更新早っ! と思ったら、10/14 昼にはまた[6位]に戻ってる?? 【追記】2006.10.15 00:30 あら? [Google | 体内怪人]が[4位]に浮上。
by p-article
| 2006-10-12 22:00
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