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[dir]Web2.0超入門講座
INTERNET Watch で1月末から連載されていた
「今日から始める! Web2.0超入門講座
 ~初心者でもよくわかる「これからのWeb」のすべて~」
が最終回となっておりました。

非常によくまとまっており、読み物としても面白い内容でした。

自分の備忘録となりますが、リンクをまとめておこうと思います。
:



[dir]Web2.0超入門講座_f0002759_9322692.gif

第1回:ホームページは「壁新聞」じゃなくなった
[2006/01/30]
第2回:Webの姿を分析し、そこで起きていることを見ていこう
[2006/02/06]
第3回:「ホームページ」→「ブログ」に見るWebの進化
[2006/02/13]
第4回:O'Reilly氏による「Web2.0とは何か」のポイント(前編)
[2006/02/27]
第5回:O'Reilly氏による「Web2.0とは何か」のポイント(後編)
[2006/03/06]
第6回:ロングテールを活用するWebサービスとビジネスの仕組み
[2006/03/13]
第7回:「Web 2.0」を理解するための、たった2つのポイント
[2006/03/20]
第8回:Web2.0を実感するために、ユーザーが経験するべき10のこと(前編)
[2006/04/3]
第9回:Web2.0を実感するために、ユーザーが経験するべき10のこと(後編)
[2006/04/10]
第10回:Webというネットワークの中で「うまくやる」考え方
[2006/04/24]
第11回(最終回):情報の量・質・流通スピードの変化がもたらすもの
[2006/05/15]


各回のポイントをおさえたかたちで、毎回まとめが掲載されておりますので、各回分のまとめを引用させていただきます。

第1回:ホームページは「壁新聞」じゃなくなった
 1995年ごろからインターネットは一般に普及し始めましたが、この10年ほどの間に、Webには次のような変化が起こりました。

1.ホームページは単なる壁新聞ではなくなり、さまざまな機能が利用できる「Webサービス」になった。

2.ブログなどのツールが普及し、HTMLなど難しい技術を知らない人でも、自由に発言できるようになった。

3.「物理的な制限から開放された大量のデータ」+「検索」によって、例えばリアル店舗にはまねできない品揃えのオンラインショップが生まれた。

4.プロの発信する情報より、多数の素人が発信する情報の方を参考にすることが多くなった。またビジネス面でも、1人のプロより、100人の素人の方に価値があると考えられることが増えた。

5.友達から「これ使いなよ」とサービスを紹介されることが増えた。それは「ネットワーク効果」を持ったサービスだ。

6.未完成β版の状態で公開されるWebサービスが増えた。「ユーザーと共同開発する」という考えが普及した。


第2回:Webの姿を分析し、そこで起きていることを見ていこう
 Webはネットワークの一種であり、その特徴は「ネットワーク分析」という考え方で読み解くことができます。そこから、ネットワークとしてのWebの姿と、それに関連した動きを整理しました。

1.ネットワークにおいては、ノード(コンテンツそのもの)だけでなくリンクも価値を持つ。「リンク集」のシステムは、今まで「誰かが作るリンク集」→「機械が作るリンク集(検索エンジン)」と進化を遂げ、現在はブログ、ソーシャルブックマークなど第三世代のものが登場している。これらは「みんなで作るリンク集」だといえる

2.ネット広告は、マス的なバナー広告から、インターネットならではの特徴を利用した個人向け広告が登場した

3.自分のノードの巨大化だけを目指すのでなく、周辺のネットワークを巻き込んでビジネスを拡大する試みが広がっている。具体的なものには「アフィリエイト」、「自社サービスのAPI公開」がある


第3回:「ホームページ」→「ブログ」に見るWebの進化
 個人がWeb上で発言する手段が「ホームページ」→「ブログ」に変わったことは、ここ数年のWebの進化を見る上での象徴的な出来事でした。これによる主な変化を、以下に挙げておきましょう。

1.進化した「参加のアーキテクチャ」。技術や知識のない人でも、時間のない人でも、今までよりも多くの人がWeb上で発言できるよう、参加のハードルが下がった

2.優れたCMS。記事データベースとデザインの分離によって制作作業が効率よくなる。正確なHTMLやRSSが作れる、というメリットも

3.RSSフィードの普及。Web上の情報が「機械にとって見やすい」形で流通する。これによって、人間が見る前に、あらかじめ機械が情報を整理できるようになり、私たちは高い情報収集能力&フィルタリング能力を手に入れる

4.パーマリンクなど、Webの新しい決め事、ルールが定着した



第4回:O'Reilly氏による「Web 2.0とは何か」のポイント(前編)
第5回:O'Reilly氏による「Web 2.0とは何か」のポイント(後編)
 O'Reilly氏は論文の最後に、「Web 2.0企業のコアコンピタンス(競争優位性の核になる部分)と考えられるもの」の概要として、次の7つのものを挙げています。

1.パッケージソフトウェアではなく、費用対効果にすぐれた、拡張性のあるサービス

2.ユニークで他者が真似しにくいデータを核としてコントロールする。このデータは多くの人が使うほど、より豊かになる

3.ユーザーを共同開発者として信頼する

4.集合知を利用する

5.顧客のセルフサービスを通して、ロングテールを活用する

6.単一デバイスのレベルを超えたソフトウェア

7.軽量なユーザーインターフェイス、開発モデル、そしてビジネスモデル

 上記の5.以外は、前回の「7つの原則」をちょっと言い換えたものです。が、しかし5.の「ロングテール」という言葉だけは、初登場になります。

 「ロングテール」とは、Webマーケティングの世界では既におなじみの言葉で、Web 2.0を理解する上での最重要キーワードといってもいいものです。ちょっと難しいですが、非常におもしろい概念でもあります。


第6回:ロングテールを活用するWebサービスとビジネスの仕組み
 ロングテールを活用したビジネスは「コスト0円で作ったページが1年間で1円の利益を生み出すとして、それが1億ページ集まれば1億円の利益が得られる」といった理論により成り立つ。

1.ロングテールを作るための方法は「誰かが作る」、「機械で作る」、「みんなで作る」の3通り考えられる

2.ロングテールにユーザーを誘導するには「検索エンジン」、「ブログやソーシャルブックマークなどのオンラインコミュニティ」からの誘導路を確保するべし

3.コンテンツの価値を高めることも重要


第7回:「Web 2.0」を理解するための、たった2つのポイント
 「Web 2.0」の全体像を把握するために、2つの視点があります。

1.「Webはスケールフリー・ネットワーク」という世界観の発見
  ―全体を俯瞰する概念

2.Web関連技術の進歩
  ―実際の進化を把握するために必要な知識


第8回:Web 2.0を実感するために、ユーザーが経験すべき10のこと(前編)
第9回:Web2.0を実感するために、ユーザーが経験するべき10のこと(後編)
■その1:オンラインショップで買い物をする
今まで現実世界で済ませていた用事にWebを使い、「プラットフォームとして振舞うWeb」の力を体験する

■2:RSSリーダーでブログを読む
情報流通の速さ、そして個人の発言の活発さを実際に目で見る

■3:Ajaxを利用したWebサービスを体験する
従来のWebと違う、デスクトップアプリケーションのような操作性に触れてみる

■4:Podcastingの番組を聴いてみる
PC以外のデバイスによってWebの可能性が広がることを感じてみよう

■5:「口コミ」情報を探してみる
「集合知」とは何か? の一端を体験する

■6:テレビを観ながらパソコンを使う
ネットに「住んで」みる。活動拠点をネットに置いてみる

■7:Q&Aサイトで質問してみる
質問→回答→お礼という、シンプルな流れのコミュニケーションを経験する

■8:試験的サービスを利用し、サービス開発者に意見や要望を出してみる
「共同開発者として信頼されるユーザー」になってみよう

■9:「情報の共有」を経験する
Web2.0の重要キーワード「共有」を経験してみよう

■10:ブログを書く、読む、コミュニケーションする
「ネットワーク構築装置」としてのブログを体験しよう


第10回:Webというネットワークの中で「うまくやる」考え方
 Web 2.0がユーザーに与えるインパクトとしては、「ユーザー体験の変化」、「ネットワーク内での関係性の変化」、「情報の質・量・流通スピードの変化」が挙げられます。

 ネットワーク内での関係性の変化としては、「ギブ」&「テイク」のバランスを考えることが大切。「ギブ」にあたっては次の3点に注意する。また「テイク」にあたっては、この3点をユーザー視点で考え、「うまくやる」ことを考えましょう。

・権利(特に著作権)に敏感になろう
 ~自分の情報の権利を守ろう

・あなたの持つ情報の価値を計ろう
 ~ある程度価値のある情報は、ただ投稿するのでなく、自分でブログを作るなどして発信するのがいい

・「ギブ」に対するリターンを考えよう
 ~「ギブ」に見合うリターンを返してくれるサービスなのかを判断しよう


第11回:
情報の量・質・流通スピードの変化がもたらすもの

 Web2.0によって起こる情報の量・質・流通スピードの変化は、私たちと情報との関係を大きく変えていきます。 無自覚にネットに入り浸ることは、不幸な結果を生むことになってしまうかもしれません。上手に情報を発信・受信し、使いこなせるようになりましょう。

・自分のアテンション不足を自覚し、何でもかんでも情報を受信しすぎない
~「朝起きてから1時間経ってもブログチェックが終わらない!」というときには、思い切ってチェックするサイトを減らすのも良。RSSリーダーを使っていないなら、ぜひ導入を。

・視野狭窄に陥らないよう、広い視野を持つことを心がける
 ~趣味なら時間配分を心がけましょう。掲示板などで起こるもめ事にむやみに深入りしすぎると、生活が破綻することも……。

・信頼/読むに値する情報を選び取る選択眼を養う
 ~自分の実体験や自分で調べた一次情報と照合できるときは、そうして情報の正誤、合う/合わないを判断するのがいいでしょう。

・情報の発信する際には、広まる速度・範囲を常に意識し、コントロールする。
 ~うかつに「ブログで日記」を書かない。mixi日記は「友人まで公開」がいちばん安全です。


1~3回 現在Webで起きている動きを見てみよう
4~7回 ティム・オライリー氏の論文を軸に、いま語られている「Web2.0」とは何かを解説
8~9回 「Web2.0」を実感するために、経験しておきたい10のこと
10~11回 「Web2.0」が、ユーザーにどのような影響をおよぼすのか


ほぼ毎週の更新、11回にわたる連載と、たいへんな作業だったとおもわれますが、ちょうど1クール分のテレビドラマをみおわったような満足感のあるコンテンツです。WEB2.0というキーワードに対していろいろな切り口で解説がされています。文章がよみやすいこもさることながら、わかりやすい図解で説明されていて、これから「WEB2.0」を考えてみようという方は必読だと思われます。
「Web 2.0を実感するために、ユーザーが経験すべき10のこと」(第8回・第9回)は、私も全てを実践できていないと思いますので、意識して心がけてみようと思います。

いろいろな事例や、さまざまに語られているWEB2.0論に触れた上で、私が感じているWEB2.0の定義に非常に近い解釈がされていると感じています。


連載の結びとして、
 「Web2.0」とはある意味、昔話の「正直じいさん」の行動パターンであるように思います。周囲の人の利益を考え、みんなのために行動していたので周りに良いネットワークができ、少しずつ集まった「お礼」でお金持ちになれたのが、正直じいさん。

 それを見ていた意地悪じいさんが、うわべだけを真似しても、心の底にある功名心や打算を見透かされ、容易に成功できないのではないかと思います。

とありますが、なるほどうまい例えだと思います。
WEB2.0というキーワードに振り回されることなく、本質的な部分をとらえたうえで、変化の波を見極めることが重要なのだと思います。


小林祐一郎さんの、ご自身のブログ
Heartlogic
もおすすめです!



【追記】2006.7.3
連載をまとめた書籍が出版されるそうです。
Web2.0超入門講座 初心者でもよくわかる「これからのWeb」のすべて
小林 祐一郎 / インプレスジャパン
ISBN : 484432277X
スコア選択: ※※※※


→「 単著が出ます。「Web2.0超入門講座」(プレゼントつき)」2006.6.30

by p-article | 2006-05-16 09:51 | その他
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