Twitterの閲覧者数が3ヶ月で倍増!?

ネットレイティングスからTwitterの利用者数に関するレポートが発表されております。


「Twitter利用者、日本でも急増--男性が75％を占める」2009.5.27 @CNET

　ネットレイティングスは5月27日、インターネット利用動向調査「NetView」の2009年4月データを発表した。米国発のマイクロブログサービス「Twitter」の利用者が日本でも順調に増加していることがわかった。

→「ネットレイティングス株式会社-プレスリリース」

【関連記事】
「国内の「Twitter」利用者は52万人、男性が75％」2009.5.27 @INTERNET Watch
「Twitter、国内でも急成長　2カ月でUU倍増」2009.5.27 @ITmedia
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プレスリリースに、図表が掲載されております。

[Twitterの利用者数推移と2009年1月の利用者数を基準とした伸び率]
（2009年１月～2009年4月、家庭と職場からのアクセス）

[日本、米国、英国のTwitter利用者数、リーチ、平均訪問頻度、平均利用時間、男女構成比]
（2009年4月、家庭と職場からのアクセス）


USでの閲覧者数の成長が顕著ですね。

右側の伸び率のグラフでみるとわかりますが、日本でも2009年1月の20万人から、4月に52.1万人と2.6倍となっております。

英国では、68.5万人→252.1万人（3.68倍）、455.6万人→1,708.2万人（3.74倍）と日本よりも成長率が高くなっております。


3月にニールセン・オンラインから、各国のSNS・ブログのリーチについての調査結果が報告されておりますが、そこでみると、イギリスと日本では大体同じくらいになっております。

→「ニールセン・オンライン、ソーシャル・ネットワークとブログの世界規模の利用状況調査結果を発表」(pdf) 2009.3.10 @ネットレイティングス株式会社
→「Global_Faces_and_Networked_Places-A_Nielsen_Report_on_Social_Networkings_New_Global_Footprint」(pdf) @Nielsen


リーチのベースとなるネット人口は、ざっくり日本が5000万人超で、UKが3000万人くらいなので（ネット人口については、発表の数字がバラバラなので厳密にどれくらいと定義しにくいのですが…）、Twitterの普及について、日本よりもUKがかなり進んでいることになりますが、SNS・ブログなどいわゆるソーシャルメディアのなかでも欧米でTwitterの利用が促進されているということがうかがえます。

日本では、携帯電話からの利用が多いから、カウントされてないんじゃないの？という疑問もありそうですが、月間のユニークオーディエンス（ユニークユーザー）と考えると、Twitterの利用者の想定として、月に1度もPCからTwitterにアクセスしないモバイルオンリーのユーザーとは考えにくいんじゃないかなと思います。

日本では、USとUKに比べてかなり一人あたりの利用時間が少ないので、もしかしたら検索エンジン経由でのスポットの閲覧ということも考えられます。
（平均訪問頻度があまりかわらないのが、ちょっと気になるんだけど…）

どなたかが言っていたのですが、日本ではiPhoneのユーザーは、ほとんどTwitterを使っているんじゃないの？というのは、妙に説得力があるのですが（笑）、そういった利用の利用時間はカウントされていない可能性は高いのではないかと思います。

日本でのブログやSNSの利用者での男女比は、ほぼ半々に近づいていたかと思うのですが、日本では圧倒的に男性が多いというのが、こういったコミュニティでの特徴でもあるんですが、いまひとつ普及が遅れていることの一因といえるかもです。

欧米では、イベントとの連動や、著名人の参加などでユーザーが増加しているところで、英語圏での言語の壁がないことでのネットワーク外部性ということが成長の要因ではだとは思うのですがｗｗ

Twitterに関する統計的な報告として、こんな記事もあったのですが…

→「課題は定着率？：Twitterユーザーの6割は加入1カ月で幽霊会員に――米Nielsen調査」2009.4.30 @ITmedia エンタープライズ


最近のTwitter関連の話題もメモしておきます。

「ミニ・ブログ「Twitter」で発生中の問題」2009.5.19 @ITpro
「Twitter、「広告でなくツールを収益源に」」2009.5.20 @ITmedia
「Twitterが収益化の方法を模索、ただしバナー広告は興味なし」2009.5.21 @INTERNET Watch
「Twitterにはテレビ番組の制作よりも重要なことが300以上ある」2009.5.26 @TechCrunch JAPAN
「Twitter共同創業者，テレビ番組制作の噂に否定のコメント」2009.5.27 @ITpro
「Twitter APIがアキレスの踵になるか」2009.5.27 @ZDNet
「Twitter の創設者が売却の噂を否定し、商業モデル展開を示唆」2009.5.28 @japan.internet.com
「Twitter検索エンジン、Topsyがローンチ―重要性の尺度はTwitterでReTweetされた回数」2009.5.28 @TechCrunch

成長段階で、日本ではさらにのびしろがあるのではないかと思うのですが、
3月末に、Twitterライクなサービスとして「nowa」が終了したり、Twitterクローン？の「Feecle」が6月末の終了のアナウンスがあったりと、すこしづつ国内でのTwitter系のサービスの閉鎖という話題がありますが…

→「ライブドアの初心者向けブログ「nowa」終了」2009.2.13 @ITmedia
→「feecleさんのミニブログ – ミニブログ フィークル – Feecle」2009.5.27

このTwitter型のサービスの可能性には期待したいところです。
日本での利用者数は、本家が頭ひとつリードしている状況だとは思いますが、まだまだ、一人勝ちというわけでもないんじゃないかなと思いますので、新規のサービスの参入をふくめ、Twitter系のコミュニティデザインには、注目しております。