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アメリカ合衆国第44代大統領の就任を受けて、1月21日に朝に読売新聞から号外がでていました。 →「号外 - Wikipedia」 →「バラク・オバマ - Wikipedia」 IT系のニュースメディアでもいろいろな角度から、関連記事がでておりました。 「大統領就任式を真上から見ると(最初の衛星写真)」2009.1.21 @TechCrunch Japanese : 大きなニュースがあったときに、こういった号外が配られるのは、珍しいことでもないのですが、出勤時に地元の駅で号外が配布されているのを受け取ったのは初めてです。 号外を受け取って、そのまま電車にのりこんだわけですが、なんというかこう、ネグロポンテの「Daily Me」と重なる感覚を覚えました。 →「ニコラス・ネグロポンテ - Wikipedia」 →「Daily Me - Wikipedia, the free encyclopedia」 The Daily Me is a term popularized by MIT Media Lab founder Nicholas Negroponte to describe a virtual daily newspaper customized for an individual's tastes. 通常の号外では、突発的な事件などのときに発行されることが多いのですが、今回はあらかじめ予定されていたイベントに対しての号外となります。 For The World Has Chaneged, And We Must Change With It. 速報的なコンテンツとしては、2面に「オバマ大統領就任演説全文」として、「市民の皆さん。」に始まる演説が日本語で8段にわたって掲載されております。 →「広告ガイド:読売新聞」 →「編集記事12段組み移行に伴う広告スペースの変更と新設について」 普段、新聞読んでないので(笑) 知らなかったのですが、今新聞って12段なんですね。 そういえば、去年"メガ文字化"なんていう話題をチラホラとみていたのですが、こういうことだったのかww そういえば、このブログのエントリーにも書いてあった(笑) →「新聞の拡大文字について」2008.2.18 @テサラックのあいだ で、今回のこの号外で気になったことが、2面と3面に4段づつの広告が入っていること。 それぞれ、「Brooks Brothers」と「株式会社ディスカバー・トゥエンティワン」なのですが、こういったあらかじめ号外が予定されているような場合は、きっちりスポンサーをつけて発行するんだなーと感心(笑) ちなみに、全4面の4面目は、THE DAILY YOMIURIの英文記事。下段半分に"full text of U.S. President Barack Obama's inaugural address"(就任演説)が掲載されており、「一面突き出し1」(70×125)のサイズで、自社の購読案内が掲載されております。 (ちなみに、この枠が定価で194,000円だそうです。) →「広告料金」@THE DAILY YOMIURI こういう号外のような、読者がお金を出さないフリーペーパーとしての新聞の広告枠では価格設定というのはどうなっているんでしょうね? 普段、号外で広告っていうのを意識したことがないのですが、あったとしても広告代理店がもっている枠で融通するのかな? それにしても、僕の住んでいるようなローカルな駅で、かなり大勢の方が磐石の態勢で新聞を配っている姿というのは、あきらかにいつもとは異なる風景でした。 →「新聞の号外って誰が配っているの?」2006.10.22 @エキサイトニュース 号外は、新聞社の方が配っている場合と、販売店の方が配っている場合があるそうです。 予めスケジュールされているとはいえ、日本時間の深夜2時に始まった演説を掲載して、翌朝紙面として、直接消費者に向けてリーチ(手渡し)。 即時性ということでは、放送波やネットにかなうわけはないのですが、ネットワークの強度という面では確かなものを感じます。 日本は個別宅配という独特の文化がありますが、新聞というメディアが情報伝達がプルではなくプッシュなのだという側面を再認識いたしました。
by p-article
| 2009-01-22 00:45
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