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6月30日の土曜日、「第6回社内ブログ/SNS研究会」に参加してまいりました。 →「iUG Vol.6開催のお知らせ!」2007.6.4 @INTRA BLOG/SNS USERS GROUP ■内容: 前回の研究会が1月20日でしたので、5ヶ月ぶりの研究会です。 →「第五回社内ブログ/SNS研究会」2007.1.23 : 前半は、ゲストスピーカーの方による、事例発表ですが、まずは企業向けにSNSエンジンを提供されているベンダーさまからの講演で、提供される機能などのお話しをいただきました。 続いてTIS株式会社さまが自社の社内コミュニティツールとして開発されたSNSの事例紹介をいただきました。 講演は「eXtream Programming 日本ユーザ会」の会長を務められているという、TISの倉貫さんがお話をされました。 倉貫さんは、「実践 Ruby on Rails Webプログラミング入門」という書籍の執筆もされておりますが、この社内SNS「TIS Communication Portal」もRoRによって開発されたそうです。 導入の経緯として 経営からのミッション 以上のようなところから、SNSに注目 SNS をはじめるというより、ポータルの方が理解しやすいと考えて、SNSとPortalを融合させたような設計となっているようです。 目的(SNS) →【狙い】社内情報共有 このお話のなかで、「コミュニケーションの中に解決策がある」というのがあったのですが、コミュニケーションの役割という面で納得です。 社内SNSの運用実績 TISでは「形式知」の共有という面ではSNSではカバーできないと考え、Wikiの活用もあわせて行っているそうです。 社内SNSだけでは足りない機能 SECIモデルをWIkiとSNSで補完するような関係をデザイン ナレッジマネジメントとして考える社内SNS デモンストレーションを交えながらの機能の紹介もいただきましたが、細部にわたっていろいろな工夫がなされていました。 社内SNSでの運用ということで、フレンド登録(いわゆるマイミク)を実装せず、ユーザー登録すると登録者全員がリンクされている状態となっているというのは、なかなか面白い試みだなと感じました。またタグの使い方もユニークで登録者に対してもタグの付与ができることで、他のヒトからの人物紹介につながっているとのことでした。 あと、こまかいところで記事の登録のスタイルとして「Wiki風」「リッチテキスト」「プレーンテキスト」がユーザ側で選択できるようになっているのですが、エクセルの表をそのままコピー&ペーストできたりと、ユーザーに好評な機能だそうです。 SNSというと、どうしてもmixiクローンという感じになってしまいがちですが、機能の実現によってまったく別の情報デザインになっているのが興味深かったです。 今回発表に使われた資料は、 ThinkITに連載記事として詳細にまとめられているようです。 Know HowからKnow Whoへ ~社内SNS構築指南 研究会の後半は、グループディスカッションとなります。 Discussion Theme 5グループに分かれて、1時間20分でディスカッション ディスカッション後の各グループの ホワイトボード 各グループそれぞれの色がでているようです。 各グループからそれぞれの議論からのまとめが発表されましたが、興味深かったのが「中間ゾーン」を設けるというもの。「社内SNS」と「社外のコミュニティ」とか、特定のコミュニティと他のコミュニティをつなぐようなコミュニティを設置するというアイデアです。具体的な機能としての提案にはいたっていないという話でしたが、このあたりはコミュニティを追求していいくうえで発展的なものとなりそうです。 それと、僕の方からの提案として、「欠席簿」というのをださせていただきました。アクティブな参加者のランキングというのはよくありますが、利用していないひとを抽出してリストアップするような機能です。ディスカッションのグループ内でも「社内SNSでは、参加を強制しないことが基本じゃないのか?」というようなごもっともなご意見もありました。僕もそこは同意というか十分理解しているつもりなのですが、参加すべき人がそこにいないということをそこに参加しているユーザが情報として共有できるようなしくみを持つことによって、参加すべきひとが「参加しないとサボっているのがバレてしまう」というような意識づけで参加が促されればと思っています。一般のSNSでは、こういった機能には何の意味ももたないと思うのですが、社内SNSのような定数としての上限値があるコミュニティにおいては、こういった部分の可視化というのもアリなのではと思います。 研究会の最後に、 「ソーシャルニュースサイト - iUG-newsing」 の案内がありました。 事前にご案内をいただいておりましたが、昨日から一般公開とのことです。 こういったコミュニティ・オリエンテッドの情報発信・共有というものも、今後広がっていくような気もいたします。 研究会後の、懇親会も1次会、2次会と盛り上がりました。やはり同じような分野に関心をもって同じ課題にとりくんでいるひとが集まっているというのは、ほどよい熱量をもっていていいですね。 【関連エントリ】 「社内ブログ/SNSが追う機能」2007.7.1 @POLAR BEAR BLOG
by p-article
| 2007-07-01 14:31
| コミュニティ
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