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ITmedia より
「Wikipedia対ブリタニカ――優劣めぐりトップが激論」2006.9.29 Wikipediaの「みんなが編集者」というアプローチは信頼できるのか? オープン性と品質は並び立つのか?――Wikipedia創設者とブリタニカ百科事典の編集長が議論を戦わせた。 今年の3月に報じられた一連のウィキペディア論争に関して、Wikipedia創設者のジミー・ウェールズ氏とEncyclopaedia Britannicaの上級副社長であり編集長のデール・ホイスバーグ氏の公式対決といったところ。(電子メールでのやりとりのようですが…) →「「Wikipediaはブリタニカ並みに正確」記事に反論」2006.3.24 @ITmedia →「Nature誌、「Wikipediaの記事は取り下げない」」2006.3.31 @ITmedia →→「「オープンソースコンテンツ」に品質管理はない」2005.12.15 @ITmedia →[Encyclopaedia Britannica Online] はてなブックマーク > ITmedia News:[WSJ] Wikipedia対ブリタニカ――優劣めぐりトップが激論 (1/3) : ことの発端は、日本でも話題になったnatureのレポート。 →「Internet encyclopaedias go head to head」2005.12.15 @nature ウィキペディアの記事の信頼というテーマに関連してCNETにも記事やコラムが多数あがっています 「Wikipediaがプロの物書きを超える?--米エスクワイア誌の挑戦」2005.9.30 @CNET 今回の対談でのそれぞれの主張としては 【Britannica】 4000人を超える専門家と権威を持った執筆者の存在、そして編集責任者の存在によって信頼性を担保している 【Wikipedia】 より多くの編集体制とオープンな透明性をもった健全なモデルが、記事の質の向上も実現している とこんな感じになっているようです。 今回のITmediaに掲載された[The Wall Street Journal]では、ジミー・ウェールズ氏が記事の信頼性を担保する工夫として 「ドイツ語版ウィキペディア、新機能を搭載へ--信頼性の確保を目指す」2006.8.24 @CNET という事例を紹介しております。 このドイツ版では、 『「荒らされていない」というフラグをつけた版を表示しつつ、編集はできるようにするモデル』を採用しています。 また、今回の論争のなかでフォーカスされていることに、ウィキペディアが編集のポリシーの変更として「半保護」というしくみを導入してその是非についても問われています。 ウェールズ氏への質問 今回は電子メールによる書簡体対談(?)という形になっているからかもしれませんが、お互い感情的なところが散見された印象があります。 どちらかというと、ブリタニカ側がウィキペディアに噛み付いているという構図のようにも見えますが、どちらがどうという問題でもないような気がします。 なんとなく、「ネットニュース」VS「新聞社」、「ネット」VS「放送局」という構図と相似する部分があるような… オープンソースとしての論争であれば、既得メディア側はそのクオリティを利用者に訴求することが求められるのだと思います。 相対的な比較論ではなく、利用者の支持を集める姿勢が問われるのではないでしょうか。 今回の対談について [Wikipedia | Criticism of Wikipedia]>[Wall Street Journal debate] として、Wikipediaにも記載されています。 [wikipedia.org]のALEXAでのトラフィックのトレンドはこんな感じです こちらは確実に利用者の支持を獲得してきております Where do people go on wikipedia.org? 「Wikipediaの訪問者が前年同月比280%に急増--接触者率ではてなに迫る勢い」2006.2.17 @CNET 「Wikipediaへの訪問者数、月間700万人を超える--ネットレイティングス調べ」2006.3.29 @CNET #2月の時点で日本で700万人超、米国で1416万人とのことですが、その時点からも着実に利用者が伸びています。 グラフから類推すると2月から50%程度伸張かな??
by p-article
| 2006-10-01 08:07
| コミュニティ
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