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ここ数日、「ブログの消費」という感じのキーワードを目にすることが多くなった気がします。
「消費されるブログ記事」2006.9.10 @『斬(ざん)』 一生懸命、構成や文体を考えて記事書いて、推敲して、誤字脱字チェックして、校正して何度も確認してアップする。で、少し話題になったとしても、所詮一週間もしないで忘れ去られ、瞬く間に消費される。それは、とても効率の悪いやり方だよなぁーと悟った。ブログの記事ってのは、ライブ感が重要なんだな、って。それで、それに順応できなければ、ブログではなく、別の方法で評価をもらう事を考える方が得というか、合っているんだろうな、と感じた。 この記事に対して、以下のようにいくつかのブログで「消費されるブログ記事」についての論考が展開されています。 →[Yahoo!ブログ検索(適合度順)] 「本物の書く人は己自身に向かって書くものなのだ」2006.9.11 @歓楽叶わぬ納骨堂庭園 「ブログの記事が消費されるなら、何度でも同じ事を書けばいい」2006.9.12 @最終防衛ライン2 「消費されないブログ記事を書こう」2006.9.11 @F's Garage 「消費されるブロガーは消耗する、つまり短命になる。」2006.9.12 @シナトラ千代子 情報の流通において「消費」という言葉は、僕もちょくちょく使います。広告やコミュニケーションの分野でもこういった情報の消費という表現は時々耳にすることがあるかと思います。 このへんはじっくり考えたいと思っているのですが、今日のところは、備忘録的なメモをのこしておくところにとどめます。 考察としては、「id:wetfootdog」(シナトラ千代子)さんのブログが図解によって詳しくなされています。 : 話の流れとしては、「はてなブックマークの衆愚化」といったあたりの文脈も引きずりつつ、ブログの記事の情報アーカイブとしての記事の価値についての考察といった感じでしょうか。 →「はてぶがドンドン馬鹿になっていく」2006.8.19 @fladdict.net blog 知識の消費については MYCOMジャーナルに連載された近勝彦先生の「IT資本論」に詳しくあります。 「隠れた資産のパラドクス(1) ピュア・シークレットを求めて」2004.2.9 「隠れた資産のパラドクス(2) 知識資本を価値化せよ」2004.2.16 ここで知識の価値化ということが論じられていますが、 ...そのためには、知識自体の収集・創造・蓄積を前提としながらも、それを徹底的に経済価値化するように、再編成し、再構築し、価値具現化に至らなければならない。 このあたりとの対比で考えると「消費」についても理解できそうです。 情報流通のメカニズムにブログという"しくみ"が登場し、知識の流通がより高度化してきたことで、知識の生産・供給にも変化があれわれたことにも注目したいところです。そこでさらに「消費者」としての読者・インターネットユーザがどのような振る舞いを行なうか、そしてその知識の再流通・知識の再利用にどう関わるかというところなのかなと。 一連の「ブログエントリの消費」というところについては、ユーザーの増加とネットのコンテンツへの情報依存度の増加がある程度のとこで飽和してきたのに対して、コンテンツの総量は日々追加されることによって「消費」していく感覚をうけてるのではとも思います。 現状のブログというメディアは、まだまだストック型とはいえず、フロー型のコミュニケーションツールという側面が強いというのも事実だとは思いますが、検索エンジンの進化により現状フローしている情報を知識の[repository]として蓄積することで、ストック情報としての活用が可能だと考えています。 あと、このあたりも関連しそうなので参考までに →「情報の消費行動がもたらすネットの変化」2006.8.28 @ITmedia +D LifeStyle とりあえず、私の場合はこの場所を自分のための情報の整理の場と考えていますので、皆さんが指摘されているようなところというのはあまりピンとこないところもあったりしますが... 「ブロゴスフィアのブログ消費論 その1」に続く?? #とりあえず、気になっているところのメモをとどめただけなので、内容は特になし。 #追加の情報とか気づいたことを適宜ここに記入する。
by p-article
| 2006-09-13 23:55
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