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CNET>オピニオン より
「Web 2.0時代におけるポータルサイトの役割とは」 エキサイトが「Media 2.0」という新しいメディア戦略を発表した。ニックネームやプロフィールをブログ上で表示させ、興味のあるキーワードに基づくフォーラムや私書箱などの機能を利用できる名刺型ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「エキサイトネームカード」を軸にした事業展開だ。
山村幸広代表取締役社長のインタビューによる、ポータルサイトのあり方についてのコンテクスト。Web 2.0時代に求められるポータルサイトの役割とは何なのかということを掘り下げてあります。 Media2.0というフレーズは、2006年3月期決算にてIRとしても発表していて、当方も 「Media2.0 エキサイトネームカード効果」2006.5.14 というエントリをしております。 : Media2.0とは? ひとことで言うと、ポータルサイトを運営するメディア企業として我々がWeb 2.0を考えた結果が、Media 2.0です。Web 2.0と声高に言っているだけでは意味がない、それを使ってどういう形になっていくのかを表していかないと。そういうわけで、真新しいテクノロジーや真新しい考え方を取り入れながら、新しいメディアを作っていく--これをMedia 1.0から2.0への移行と呼んでいます。 □コミュニティはロングテールそのもの □Web 1.0の世界でもポータルサイトはコミュニティで伸びてきた □ブログやSNSも、他のサービスと組み合わせた複合的なサービス形態に □エキサイトネームカードで実現する □PtoPの間にポータルが入る □ユーザーが書き込んだり編集したり新たな知恵をつけたりすることで「Web 2.0」へと伸ばす □ユーザーの全員参加によるメディア作りを狙う □個人でもメディアを名乗るならば、信頼性を上げていかなければならない □エキサイトの中だけで情報を囲いこむのではなく、別のサイトと連動するような形にしたい □Yahoo!のトラフィックの増加も、掲示板やオークションなど個人発信によるもの □Web 2.0においても収益を得るチャンスはある □Web 2.0のゴールには、趣味嗜好などを軸にしたコミュニティを想定 □ヤフーだけが強い状態に疑問 □ライバル?はヤフー 先日、ライブドアがポータルサイトのトップページを大規模なリニューアルをしてCGMを意識して方向転換させたのと、軸足としては同じところにおきながら、かたやGoogleを意識していると言うのに対し、エキサイトはヤフーを意識しているというのが興味深いところです。 技術志向かサービス志向かというところの違いなのでしょうか。 メディアとテクノロジー、ことネットにおいては、Googleに代表されるようにテクノロジーに軍配があがっているようにも見えますが、メディアとしても2.0時代ではヤフーの一極集中から脱皮するのかも?? CGMというムーブメントとして、「拡大再生産」という言葉を思い出すのですが、資本が生産によって消費されるのに対し、知識は消費されることがないので(すべてが備蓄される)、不特定多数の利用者が介在することによって、すごいスピードで知識が拡大していくことが可能なのかなと。 「知の集積」と「知の集中」、そして「知の再分配」、このあたりがポータルの役割なのかなと妄想したり(笑)
by p-article
| 2006-07-04 09:37
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